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チャレンジクイズ

これから妊活を始める方、一人で悩んでいる方の力になれたらと、妊活の先輩たちの声を集めました。下記のボタンからカテゴリーごとの声をまとめて見ることができますので、ご活用ください。
協力機関:NPO法人Fine

  • 先輩の顔

    男性・40代

    不妊治療について

    不妊治療4年目で男性不妊治療へ

    妻の通院するクリニックで精液検査を受けていて、数値はよい時もあればWHOの基準ギリギリの時もありましたが、医師からは「このくらいなら大丈夫でしょう」と言われ、特に問題があるという認識はありませんでした。ところが不妊治療も4年目を迎え、体外受精、顕微授精をしても授からずに悩んでいた時、知り合いから男性不妊専門の泌尿器科への受診をすすめられ、そのクリニックで検査すると、精索静脈瘤が見つかりました。不妊治療は女性に負担が大きい治療で、男性のできることは少ないと思っていたので、自分にもできることがあったという思いから、その場で除去手術を決断しました。
    その後、精液所見は改善しましたがすぐには授からず、体外受精、顕微授精を続け、流産を一度経験した後にようやく男児を授かりました。
    もっと早くに男性不妊専門の泌尿器科を受診していたらと思う時もあります。
    男性も女性に任せっきりにするのではなく、情報収集が必要だと感じました。

  • 先輩の顔

    男性・30代

    不妊治療について

    通院日には、できるだけ夫婦でクリニックへ

    私も子どもがほしかったということもあり、特に恥ずかしさなどはなく妻と一緒に不妊治療専門クリニックへ行きました。
    まず驚いたのは、待合室にずらりとイスが並べられ、多くの人が待っているという状況でした。
    しかも、女性ばかりで男性は一人もいません。右も左もわからない環境でしたが、夫婦ともに検査からスタートしました。私のクリニックでの検査は、血液検査、精液検査、触診のみで終わりました。
    検査の結果は可もなく不可もなくといった感じで、特に具体的に治療をするというよりは、規則正しい生活をして、適度な運動をして健康的に過ごしましょうという拍子抜けするような内容でした。
    体質改善のための漢方やサプリメントもすすめていただき、購入しました。
    妻が毎週のようにクリニックに通っているのを見ていると、私にできることはないのかとただただ自分が無力であることを感じていました。土日に妻が通院する際に付き添うことぐらいしか当時の私にはできなかったので、可能な限り一緒に行くようにしました。不妊治療で子どもを授かりましたが、後にも先にも私が妻と同時にできる唯一の治療が「一緒に通院すること」だったと思います。

  • 先輩の顔

    女性・30代

    不妊治療について

    若くてもダイジョウブじゃない

    夫と27歳で結婚して2年が過ぎたころ、近所の「婦人科」にかかりましたが不妊の原因は特定できませんでした。「あなたはまだ若いんだからダイジョウブ」と言われ1年間通院しましたが妊娠できず、不妊専門クリニックに転院しました。
    そこでも「あなたはまだ若いから」と言われましたが、今度は「ダイジョウブ」でなく、「まずは腹腔鏡検査をしてみませんか」と提案されました。
    そこで腹水が多いこと、小さな内膜症があったことが判明しましたが、それが不妊の原因かどうかはわかりませんでした。その後、人工授精にトライしましたが妊娠できず、高度生殖医療に進めば、もしかしたら何か不妊の原因もわかるかもしれないと思い、体外受精に挑戦。初めての採卵では2個の受精卵を凍結できました。移植1回目は陰性、移植2回目で陽性反応がありましたが、10週で繋留流産になりました。本当につらかった。
    夫は、私が何度同じ話をしても、何度同じことで泣いても、急かさず、一緒に悲しみを分かち合ってくれました。そのことが本当にありがたかったです。
    約6年の妊活・不妊治療を経て双子を出産しました。

  • 先輩の顔

    女性・40代

    不妊治療について

    ただ私の気持ちを聞いてほしかった(不育症経験者)

    26歳で結婚、タイミング法により29歳で第1子を出産しました。
    第2子を望むも約10年間で5回の流産(うち1回は双子)を経験し治療を終結。
    当時は不育症についての情報も少なく、医師との会話も常に受け身で自己決定ができないまま、妊娠と流産を繰り返していました。
    「妊娠することが怖い、でも諦めてしまったら子どもは望めない、次こそは」と期待をして不安と戦いながら日々過ごしていました。嬉しいはずの妊娠の兆候を感じても、今日流産してしまうのではないかという不安が常にあり憂鬱でした。
    そのうち、夫にさえ妊娠の報告をすることができなくなりました。
    何よりつらかったのは「二人目だからいいじゃない」「妊娠できるだけいいじゃない」「もっとつらい人はたくさんいるよ」という周りからの言葉でした。
    「私よりも大変な人がいるから自分は悲しんではいけない、前向きにがんばらなくては」と自分自身に言い聞かせるようになり、小さな命を繰り返し失う悲しみを、誰にも話せなくなっていました。
    悲しみやつらさは他人と比べられるものではありません。
    今なら気持ちをただ聞いてくれる相談の場で話してみればよかったのかなと思います。